ニック・ウッド

ニック・ウッド
1964年生まれの英国出身の作曲家、音楽プロデューサー、クリエイティブ・ディレクター。
19歳でロンドンへ移住し、ニューウェーブ・バンド「Appassionata」の創設メンバーとしてヴァージン・レコードと契約。ロンドンの伝説的なマーカス・スタジオで音楽制作の基礎を築きキャリアをスタートさせた。
1987年の来日を機に東京に魅了され、1991年、サイモン・ル・ボンとヤスミン・ル・ボンとともに音楽制作会社「Syn」を設立。以来、東京を拠点に、映画、テレビ、広告、ブランドのサウンドロゴ、ライブ体験など多岐にわたるプロジェクトを手がけている。
これまでに手がけたCM音楽は2,000本を超え、CNN、ディズニー、Apple、Amazon、メルセデス・ベンツ、資生堂など、世界的ブランドとコラボレーション。2020年には、フィアット500Eのエンジンサウンドを製作し、ブラントの伝統と革新を結ぶ音の象徴として注目を集めた。
映画では、『13階段』(監督:長澤雅彦)、アニメ映畫『遠い海から來たCOO』、『RAILWAYS爱を伝えられない大人たちへ』(主演:三浦友和)、ドキュメンタリー『Birthgap』(監督:スティーブン・ショウ)、『TheBrighton Miracle』(監督:マックス・マニックス)などジャンルを超えて作品を提供し、テレビドラマでは、『TOKYO VICE』(HBO)、『Pachinko』(Apple TV+)、『Fistful of Vengeance』(Netflix)、『People Just』(Netflix)。无事生非』(BBC)など、数多くの国際的作品に楽曲が起用されている。
长年にわたりサイモン・ル・ボンと共同制作も重ねており、2017年には、カンヌ・ライオンズでオリジナル曲「Closer To YourBed」を発表。2025年には、新たな楽曲コレクションのリリースが予定されている。
また、商業音楽の枠を超え、ホテルやウェルネス空間のための音楽制作にも注力。ロンドンのクラリッジズ・スパのために制作した90分のサウンドトラックや、モナシュ小児病院のディズニー・イマジネーション・ツリーのための音楽など、感情とウェルビーイングを重視した作品を展開している。
受賞歴には、CNN『Why我们』でのエミー賞(プロモーション・アナウンス部門)、PromaxBDAアワード(音楽・サウンドデザイン部門)、ClioAward(CNNとのプロジェクト)などがあり、ADFESTやカンヌ・ライオンズではスピーカーとしても登壇している。
現在は、東京、ロサンゼルス、そして十和田湖畔のスタジオを拠点に活動中。2024年には、映画への深い愛情とアンビエント音楽およびウェルネスへの関心を融合させた長編作品『十和田湖シリーズ』を制作。北日本の季節の移ろいを描いた全5部構成のアンビエント音楽は、DolbyAtmosでミックスされ世界中でリリースされている。

プロジェクト
世界の⾳を奏でるために

音乐&声音

メルセデス・ベンツ Cクラス

音乐&声音

ニック・ウッド プレイリスト